高血圧はどうして起こるのか

血圧は、血管の中を流れる血流が血管の壁を押す圧力のことです。血圧には、高い方の血圧=高血圧症と低い方の血圧=最低血圧があります。
高血圧症は、心臓が収縮して血液を全身に送り出すときの血圧で、最低血圧は心臓が拡張して血圧を送り出す力が1番弱くなっているときの血圧です。どちらの血圧が高い場合も高血圧症と診断されます。よく高血圧症よりも最低血圧の方が危ないという人がいますが、どちらの血圧が高くても、体にとっては同じような危険があります。
血液の量は体の中の水分量と考えられ、これらは体液量といわれます。体液量は、一般的に体の中の食塩の量が多くなると増えます。したがって、食塩を摂り過ぎたり、食塩を体から排除する腎臓の働きが悪くなったりすると体液量は増えます。
腎臓が悪くなり、人工透析を受けている人は体に水分が溜まりやすく、多くの人が高血圧になります。体に塩分を溜めこむホルモンは、副腎から分泌されるアルドステロンというというホルモンですが、このアルドステロンが常に過剰に出続ける病気になると高血圧になります。
血管の収縮は自律神経である交感神経の興奮が起こると生じます。緊張すると交感神経の働きが高まるので、血圧が上がるのです。心房性ナトリウム利尿ペプチドは、心臓から分泌されるホルモンで、体液量が多くなると、心臓がそれを感知して分泌を増やし、血圧を下げようとします。
また、腎臓に働いて塩分排除を促進し、さらに副腎に作用してアルドステロンの分泌を制御します。このような血管の収縮度を調整するホルモンのバランスが崩れたとき、高血圧が生じます。

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